前例よりも前進 条例よりも常識 2004年夏号 VOL.5



■6月定例議会の3点一般質問のダイジェスト

1.「犬山ものがたり」姿勢記念冊子について
私は常日頃犬山をPRする方法を考えております。先日『犬山物語り』という印刷物を手にしたとき、期待を持ってページをぱらぱらめくりました。美しい写真、いきとどいたレイアウト、DVD,英文の案内といい“いい仕事”をしているなと思いました。この冊子は犬山を宣伝すると同時に市制50周年を記念するものとして有益なものだと思いました。じっくり見たいので家に持ち帰りました。落ち着いて冊子を見る機会を持ったのですが、がっかりさせられました。それは英語の訳についてです。一言でいえばそれはチンプンカンプンでした。恥ずかしいおもいをしました。死者に鞭を打つようなことを言いたはありませんが、先日数人ぐらいの方に見て頂きました。英語が変なところに黄色のフセンを付けてもらいました。途中で足りなくなりました。いま、この場でどこが変かを述べようと思えばきりがありません。勘違いしないで下さい。いっているのは英訳のことだけでなく、税金を使っている以上その払った価値をもらわなければならないということです。翻訳は正確なものであると期待されていたのは当然です。しかし、印刷する前に十分にチェックすべきだったと思います。ある程度の英語力がある人であれば誰でもその問題には気が付くはずで、翻訳者に修正の為に送り返すことができたはずです。犬山市には英語を母国語とする人もしくは英語が達者な人達がいるのに、何故 この翻訳が彼らの誰かによってチェックがされなかったのか理解できません。この問題はどのようにして起こったのでしょうか?代金を支払ったからそれに見合うだけのものを得るとおもうのは当然じゃないですか?我々は市民の税金を使うときにはより注意深くなったほうがよいと思います。この計画にはいくらの予算をかけていますか?もう一度繰り返しますが、私達はお金に見合ったサービスを受ける権利があるのです。この場合は明らかにそうではなかったのです。もしCDを買って、そのCDに全く音楽が録音されていないようなら、当然交換するか、支払ったお金の返金を頼みます。この翻訳は明らかにお粗末です。少なくとも市当局はその業者に対し説明を求めるべきであると考えます。業者は自分の失敗を認めないなら二度と市との契約はしないようにするべきです。この業者に対して、何か行動をとることを考えられたことはありますか。

2.教育用コンピュータの整備について
文部科学省のミレニアムプロジェクトについて総理官邸のウエブサイトには以下のように掲載されております。「2005年度を目標に全ての小中高等学校等からインターネットにアクセスでき、全ての学級のあらゆる授業において教員及び生徒がコンピューターを活用できる環境を整備する」。現在ではコンピューターを使えることは生徒にとり必須のことであり、この文部科学省の計画は大変重要なものです。犬山市の小中学校の現状についてうかがいます。私の理解しているところでは、コンピューター設置数及び活用の状態がミレニアムプロジェクトのガイドラインに対応する為、徹底的な整備と現在使用されているすべてのコンピューターの取替えを必要としていると思います。そして現在使用されているコンピューターはすべてリースと理解しておりますが、それはそうですか。現在の配置計画を廃棄するのは一からやり直しとおなじことで、大変な仕事です。しかしそれはまた良い機会です。教育委員会はガイドラインをどのように理解されていますか。学校にコンピューターを設置するということはまだ比較的新しい現象です。ハードウエアーを選択する過程は往々にしてごちゃごちゃで行き当たりばったりのことがあると聞いております。子供たちが適切な備品を与えられることが確かになる為にどのようなことをされているのでしょうか。今後、コンピューターの数と設置場所が増えるのですが、教師たちはそれに対応できるコンピューター技能を身につける訓練をしているのでしょうか。最後に現在支払っているリース費用は高すぎると思います。三月の議会で小学校のコンピューター借り上げ金について尋ねました。その後に教育委員会で周辺機器を含めてリース契約などを説明して頂きました。私にはどうやってみても、そのリース料より安い費用で新品のコンピューターが購入できるのではと考えます。サービス契約においても、特別ソフト含めて、現在のリース契約より経済的に購入ができるように思えます。子供にこれは大切なプログラムで、一番効果的な勉強ができるものを提供したいです。そのものを手に入れよとするときに市民のため一番経済的な方法を探す義務があると思います。それに対して余分に支払う必要はないわけです。重要なことは税金で支払った分に見合うだけの価値を対価として得ることです。経済的に困難な現在ではコスト意識を高めねばなりません。市当局はリース以外に購入という選択肢を考えてはおられないのでしょうか。すべての選択肢を適切なコスト分析に掛け比較されるのでしょうか。

3.犯罪のデータをもとに防犯対策をするについて
前回言及しましたように犯罪の増加は比較的新しいという現象で人々はどのように対応し、どうような手段をとればよいのかが定かではありません。そのような状況で多くの人々が犯罪防止の方法を考える努力をされているのが見受けられます。皆様の努力に最大限報いる基本的かつ実践的な手段があればいいと思います。約2ヶ月前ですが、前ニューヨーク市長のジュリアーニさんの講演会に参加する機会をもちました。ご存知のようにジュリアーニさんはニューヨーク市の市長としてニューヨーク市の犯罪率を劇的に下げた業績を誇ります。私は講演会の前に彼に個人的に直接お目にかかる機会を持ちました。そこで犬山での犯罪について意見を交換する機会を持ちました。ジュリアーニ市長は「コンプサット」という制度を作りました。それは手短に言いますと、犯罪統計を集計・分析し、それに基づき犯罪のパターンを発見・予測する方法です。一つの例として、ある地域に家宅侵入が多いとします。そしてそれは住民の勤務時間帯に集中して起こるとしたならば、その時間帯に警察や住民によるパトロールを強化するといった方法です。このやり方を犬山でも有効に活用できるのではと考えます。それにはまず犯罪数、犯罪の種類、犯罪の起こる時間帯等の具体的なデータを警察から提供してもらうことが必要となります。またデータの提供のみでなく警察当局からそれらをいかに有効に犯罪防止に役立てるかの提案もしてもらえれば望ましいのですが。どちらにしましても犯罪防止の方策を考えるのにデータは大変重要になります。データにより、もしある地区は夜間に多くの犯罪が発生するとします。街灯の設置を増やすことが犯罪の減少に役立つのかを調べることができます。会計年度でどこに街灯を設置するかを決定するとき、その調査の結果を考慮の一つにいれることができます。また、どのような犯罪がいつどこで起こるかの情報を市民のパトロール隊に提供することにより、その活動をより効果的に行なえるように援助できます。もし自動車泥棒がある地区で昼間に多ければ、昼間にパトロールを行なうのがベストということになります。このことは市にとって現在まで行なってきたこと以上に余分な仕事の負担を強いるのではなく、現在までと異なった方法で情報を集め配布するといったことを意味します。犯罪統計は広報ですでに告知されていますが、正直なところただ犯罪数のみを知らせても、市民からの十分な反応を得ることはできません。実際、それだけではただ市民が心配し無力と感じるのみです。しかし、同じデータでも異なった方法で提供すれば市民にとり犯罪を防止する道具となると共に力づけになります。また広報を通じて例えばどのように家宅侵入を防ぐのかといった方法を告知すれば大変役立ちます。見本もってきました。(隣の防犯ヒントを参考にしてください)親や教師が子供に自らをどのようにして守るかを教える参考事例のようなものも準備しました。何かがなされるのでは、また何かを自らもできるのではという心理的な感覚は市民生活の質を向上させます。
■防犯ノウハウ
下記の様な防犯ノウハウをどんどん出したいと思います。参考にして下さい。今回の議会では「家庭の安全確保と窃盗の防止」と親や教師、子供たち用にロールプレイ方式で子供に自らをどのようにして守るかを教える参考事例を出しました。これからホームページに載せるようにしたいと思います。ご希望の方はビアンキ事務所までご連絡下さい。

左記のホームページはhttp://www.lapdonline.org/
              http://www.mcgruff.com/

カリフォルニア州司法長官事務所:犯罪・暴力防止センター家庭の安全確保と窃盗の防止について
押し込み強盗についての事実
◆押し込み強盗の半数近くは力ずくでない方法で行なわれている。つまり施錠(せじょう)がされていないドアや窓を利用して行なわれている。ほとんどの場合押し込み強盗は防げた
◆例え一分間家を空ける場合でも常にドアや窓は鍵をかけるようにする。
◆ドアマットの下、植木鉢の中、ドアの床の近く等に鍵を隠してはダメである。それらの場所は泥棒が最初に目をつける場所である。
押し込み強盗に対しての防御
◆押し込み強盗は機会の犯罪である。つまり泥棒行為を危険で難しいものとすることにより彼らが押し込むのを防ぐことができる。
犯罪防止の第一歩
◆泥棒にとり目に付くということは弱みである。彼らは塀や生垣の背後に隠れる。大切なことは不法侵入者が入り込まないようにし、自宅を外部から見えるようにすることである。外部からよく見えるフェンスを使い、また生垣は腰の高さくらいに刈る。
外部から中を覗く
◆泥棒は最初ドアと窓から侵入を試み、もしその家に入るのが難しいと判断すると、他の家を狙う。
侵入者にとり進入を難しくする
◆ドアはしっかりと施錠する。◆スライド式のドアや窓は安全性を補強する為にベンチレーションキーと補助キーをつける。◆鍵は実際に使わないと役にたたないことは言うまでもない。
灯
◆灯りは犯罪防止に大いに役立つ。すべての暗いところ、特にドアや窓には灯りをつける。
外出時
◆すべてのドアと窓は施錠する。◆誰かが家の中にいるように思わせるために灯りをつけ、テレビやラジオをつけておく。◆もし長期にわたり家を空けるのであれば、郵便や新聞の配達を停止するか、近所の人に毎日それらを集めるように頼む。◆一言でいうと人が住んでいるように見せることが大切である。
■ホットニュース
講演
5月21日、岐阜日米協会の総会で講演をすることになりました。
テーマはSmall Government & Civil Societyを目指します

記事
全国市町村国際文化研究所から記事を依頼され
、Small Government & Civil Societyをテーマにし「政府のあり方」という題で国際文化研究という冊子の夏版の中で掲載されます。

下駄で一歩進む国際交流
今年2月に訪ねたカナダのバーリントン市に、犬山市在住の竹内外司さん手作りの下駄10足と犬山の茶運び人形の組み立てモデル(学校で子供たちに、からくり人形を紹介できるため)や犬山市と愛知万博の宣伝パンフレットやCDなども送りました。

日本の伝統文化の宣伝
歌舞伎を少しでも多くの外国人に紹介したいと、名古屋の御園座からビアンキ事務所に相談がありました。案を作り、愛知県の教育委員会へもって行きました。そして、御園座の方と県の国際課の人と御園座で会い、結果、県のAET(英語指導助手)たちの第一回「歌舞伎を楽しもうプログラム」が今年の4月に行われます。参加者は無料で歌舞伎の説明を受けたり、
御園座のバックステージツアー見たりすることが出来ます。
さらに、希望者は割引で当日の歌舞伎を見ることも出来ます。
このプログラムが広がるように力を入れたいと思っております。
■ジュリアーニNY前市長と会う
ジュリアーニNY前市長と4月1日、名古屋国際会議場での講演の前にお会いすることができました。NY市の治安を改善した彼に犯について尋ね、アドバイスも頂きました。そして同じイタリア系アメリカ人でブルックリン生まれ、大ファンでもあるNYヤンキースやNYについての世間話もしました。彼はとても印象的で短い時間でした貴重な経験でした。
一般質問3.犯罪のデータをもとに防犯対策をするについて、を参考して下さい。
写真左から:ビアンキ、ジュリアーニ氏奥様、ジュリアーニ氏
■インターンシップを通して学んだこと
伊東 美江(日本福祉大4年)
社会は、思ったより厳しいし、みんなすごく一生懸命働いているということ。政治は理想と理論だけの世界ではないし妥協と馴れ合いだけの世界でもない。どう志を持って、具体的に行動するかによって変わる、ということをこのインターンで学んだ。これは政界だけでなく、どの業界においても社会で働くものとして、意識しておきたい事柄だ。それから、社会人ということ。たとえば時間に関すること。社会人と学生が感じる時間に対する価値は違う。自分がルーズなせいで人の時間を奪ってはいけない。たとえばマナーに関すること。相手に悪い印象を与えない→できたらよい印象をもってもらう。ポイントは笑顔、はきはきとした声、謙虚さ、学ばせていただいているという姿勢。全部ができていたわけではないが、これらが大事と実感できたことに大きな意味があった。

酒井 一行(南山大3年)
これまで、学生として自分しか持ち合わせていなかったので、周りが社会人ばかりという環境に非常に戸惑いました。社会人としての常識がいかに今の自分に備わっていないかがわかりました。もっとこのようなインターンシップを体験し、学生のうちに意識を変えていきたいです。また実際にインターンとして議員の側について仕事を見て、議員のイメージが変わりました。この機会に今後も是非ビアンキ議員のお手伝いをしたいと思います。

宮原 万祐子(南山大3年)
ビアンキ議員のところで学ばせてもらい、まず、議員の姿勢・志の高いことに驚きました。それは選挙運動の演説(ビデオで見させてもらった)からも、日本語能力からもうかがえました。なんでも、恵子さんの話では、議員は知らないことがある方が悔しいのだそうです。日本人にも難解な政治用語、それを一生懸命習得し使っている姿。また、教壇に立っているときから感じたという、前例より前進、条例より常識という言葉から、熱いパワーを感じました。今は、向上心ややる気が失われていっているときではないかと思います。ビアンキさんをみていると、なんとかなるんじゃないか、やってみようという意欲がわいてくる気がします。またインターン生として、未熟にもかかわらず、市役所へお願いをしたりなどの実践的なことをやらしてもらったおかげで、自分たちの活動も、小さいながらきっかけや動きになることを実感しました。やれることをどんどん挑戦してみる、それが今必要なパワーかなと思いました。残りの大学生活、今やれることをためらわずに始めてみたいと思っています。
■交流ニュース
寺前芦屋市議・高山、井坂神戸市議・各市議インターン生・ドットジェイピースタッフの皆さん
(議員交流でビアンキ事務所を訪問して頂きました。
その日の夜の食事会では30人以上が集まりそれぞれ意見交換が熱く行われました。)
■情報公開・議会放映
昨年6月議会で情報公開について一般質問をし、議員・市長・行政の理解を得て、今年3月議会よりインターネットで議会中継が開始されました。今まで2,300人位の方に見て頂いています。犬山市のホームページまたは、我々のホームページからもアクセスができますので・・・
今回の議会放映もミテチョウナ!
■6月定例議会一般質問前の挨拶
2年目にはいったばっかりですが、この1年で一つ強く感じたことがあります。それはここ議会で、簡単にいえば私達の責務は環境づくりであると言えることです。市民が理想と思う街を作ることができるような環境です。しかし、それをどのように実現させるか意見は様々でしょう。いずれにしても、その環境を作り上げるには諸々の資源が必要です。
その中で最も重要なのが私達にゆだねられた市民からの税金です。市税の守護者である私たちは100%無駄のないよう賢く使うよう最大限の努力を払わなければなりません。

●●●けいちゃんコーナー
前号のビアンキ会ニュースでお手伝い頂いたインターン生(酒井君、宮原さん、伊東さん)3人について紹介しましたが夏もまたインターン生を受け入れる為、7月17日伏見ライフプラザでインターン生希望者との交流会に参加します。少しでも多くの若い人達がもっともっと行政に興味を持ってほしいと思っています。NPOドットジェイピーというグループが仲介となって応援して頂いています。大学生活を送りながら議員インターン活動をサポートしている団体で最近特にそのスタッフの方達と話す機会が増え、彼らから行政に対しての不満や希望や熱いメッセージを沢山もらいます。よく「今の若い人は無関心・無感動・・・」ということばを聞きますが、それどころか、頑張っている若い人達がいっぱいいるのです。アンソニーが選挙に出た時によく言っていたのは若い人達がもっと選挙にいけば自分が誰に投票したらよいか?投票した人は何をしているか?どんな考え方だろうか?と自然と行政に興味を持っていくと。インターン生受け入れは行政の活動に興味を持ってもらう一つの良い方法だと思います勿論インターン生は犬山からだけでなく犬山市外、名古屋市外、遠方からもきてくれます。一番バイトや旅行や遊べる春休み・夏休みをその活動に充てるのです。夏休みに入ると、どこかでインターン生をみかけると思います。その時は、是非暖かい言葉をかけてあげて下さい。宜しくお願いします。




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